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農 園 日 誌 (2011〜2012年)

近藤農園HPをご覧いただいている皆様、お・元・気! でしょう〜か〜 ?
今年は特に暑い夏でした。農園でも、いろいろありました … 。が、今シーズンのオープンに向け準備が進行中です。
今年も、皆様の笑顔が見たくて、がんばっているところです。

今回6月からの農園の状況や草津での苗つくりについて、農園日誌で順次ご報告させていただきます。
お暇ならご覧いただき、お楽しみください。





その1 まずは、苗作り!




○3月中旬から準備していた苗作りですが、6月から草津町で本格的に開始しました。

  今年も例年同様6月から本格的に草津町で無仮植・高冷地育苗を開始しました。
  農園で育苗した良好な苗、約800株をポットに取り100kmはなれた草津町の畑で9月中旬までに35倍(30,000株)以上に増やしました。
  6月から9月の間は7日〜10日間隔で草津の畑に通い苗の管理 (ちなみに2011年は33回通い、延べ100人が作業)をしました。

  今年の夏は極端な天気だったようで、いちご苗を作っている草津でも雨が降れば長雨で、天気がつづけばカラカラになってしまい
  上州名物の雷雨も多くありませんでした。

  いちご苗の根の伸びも充分とは言えず例年と比べますと相対的に小ぶりで、あまり良い出来とはいえませんでした。
  また、苗の数も定植にやっと間に合うという状況でした。



4月、農園内の育苗の様子。
ランナーを誘導して苗を増やしていきます。
草津に行く準備が始まっています。




6月上旬の草津の畑での作業風景。
草津の畑での育苗の開始です。





7月中旬、左側にランナーを誘導して苗を増やしていきます。
例年より成長が・・・





8月中旬、やはり例年に比べて成長が遅いようです。






9月中旬、苗降ろしの準備です。






いちご苗の根っこを切るためだけの農機具です。
1年のうちに数時間だけ稼働する機械です。
今年は、5時間の稼働でした。







その2 いちごの栽培方法




○いちごの栽培方法を、ご紹介します。

  ・高設栽培…棚の上にいちごの苗を植える。観光農園などで見られる。
  ・土耕栽培…昔ながらの地面にいちごの苗を植えての栽培。
        1.高うね栽培
        2.平うね栽培


○近藤農園では、自然の状態に近づけるため 「 平うねの土耕栽培 」 を行っております。

  しかし、作業性が悪いためスタッフからは、『作業しづらい』とか『腰が痛い』といわれます…。
  それでも 私が納得できる 《 いちごの味 》 を作る ためには、 平うねの土耕栽培が最適 と考えております。


スタッフのみんなへ
今シーズンもつらい思いをさせるけど。よろしくね!



高設栽培の様子。おいちい!!!
 
平うねの土耕栽培の様子。うーん…、やっぱり大変???
でも、いちごの味は抜群です。





その3 土作り




○草津町で苗つくりをしながら、同時期に農園では土作りをしています。

○昨年は、病気・害虫等の大きな被害もなく、私としては土作りの成功した年だと思っています。
  今年も例年と同様に、梅雨明けまで畑を十分に休ませ、8月から本格的な土作りを開始しました。(以下にその要点をご紹介いたします。)






園内を何度も何度も耕運してまわります。 ベットの成形作業



1.土壌改良剤
  畑の中には例年と同様に、セラミック、貝化石、“くだいた砥石”(石英安山岩)等の土壌改良剤が入っています。
  この“くだいた砥石”は植物の成長を促進する作用があると考えられます。
  (実際にこれをいただいた石屋さんの話では、砥石を捨てていた場所の草が、他の場所より成長していたそうです…。)

  ※土壌改良剤の目的は「土の団粒化」を促す効果であり、作物自体の生命力を高め、農薬の低減に貢献するためでもあります。



貝化石 くだいた砥石(石英安山岩)




2.農園の土
  近藤農園の土をご覧になって、びっくりされた方はいませんか?
  きっと園芸店で売られているような“黒土”を想像されていた事と思いますが、
  右の写真をのように『土の団粒化(かたまり)』が見られます。
  この事により

   @空気を含んだ、膨軟な畑になる
   A土壌微生物の繁殖活動が盛んになって、元気な根・苗が育つ
   B保肥力、保水力の改善

  等の効果があります。








3.日光消毒
  開園以来、土壌消毒はしていませんでした。その理由は土壌微生物を殺してしまうからです。
  しかし、ドウガネブイブイ(コガネムシの仲間)の幼虫による“根切り”の被害が多少あった翌年
  被害のあったハウスに対して、試験的に農薬を使わない土壌消毒(日光消毒)をしてみました。

  現在は、農薬を使わない土壌消毒(日光消毒)を、毎年行っております。






8月から約1ヶ月間、ビニールシートでハウス内全面を覆うことにより、土の表面がかなりの高温になったと思います。
(気温35℃を超えた日もありましたから・・・ って言うか・・)






温室内は、こんな日がつづき・・・
き・危険な温度です。





外気もこんな温度 なう? の毎日でした。











その4 苗の定植のこと




1.いちご苗の山降ろし
  今年の“いちご苗の山降ろし”と定植は9月下旬から行いました。
  猛暑の影響で、花芽分化も遅れると判断 したからです。
  例年ですと秋雨の時期に入り雨に降られるのですが、今年はそれもなく例年と比べますと作業は楽でした。

 





2.苗の植付け
  草津で育てた いちご苗 の中から 約23,000株を選び、農園に運びました。
  そのうちの、厳選した いちご苗 21,000株を、約1週間かけて1本ずつ丁寧に植付けました。

穴をあけて→

苗を入れて→

土を被せる。

  
 

  根っこをある程度切って持ってくるので、しっかりと定着させるため、植付け直後から潅水をします。





     ちょっと小話 消毒のこと

○私はいわゆる脱サラ農家で、18年前まで会社員でした。

  ずっと消費者の立場でしたので、当然消毒は嫌いで、農家をはじめた最初の
  3年間は、無謀にも、無農薬有機栽培を目指しました。
  しかし品質も悪く収量も上げられませんでした。
  今でも無農薬有機栽培という夢は捨ててはいませんが、仕方なく最低限の
  農薬を使用しています。

○尚、農園では『消毒』という言葉は使っていません。
  農薬を使用する時はあくまで『防除』です。

  農薬を使わずに、ミネラルとか葉や茎や根を元気にする為の資材を使用する
  時は『葉面散布』と言っています。
葉面散布の様子


○最近、残留農薬や、使用してはいけない農薬を使用して問題となっていますが、
  当農園では、基本的にハウスをビニールで覆ってからは、『防除』をしないように
  しています。
  どうしてもしなくてはいけない場合もミツバチを受粉のために使っていますので、
  彼らを外に出すことなく作業できる程度、レベルの物しか使っていません。
  また、バイオの農薬で有機栽培にも使える農業資材が、多少商品化され
  はじめました。
  これからもこれらの良い資材を利用して安全でおいしい「いちご」を作るように
  ガンバります。

○最後に、おかげ様で無農薬時代の私のいちごを食べてくださったお客様達に
  『使っているよ』と言っても『いいんだよお宅のは』と言って買ってくださいます。
  本当にありがたい事です。

  このお客様達にも満足していただけるように更なる低農薬、減農薬の
  いちご作りをしていきたいと思っております。
(人畜無害のためマスク等しておりません。)





その5  除草のこと



除草前のいちご苗



大きな雑草を取り除き・・



細かい雑草をていねいに・・



さっぱりしました。





上記作業は、マルチ(黒いビニールシート)を、敷く前の除草作業の様子です

この作業を、21,000株に行います。

大変つらく、(腰が痛くなります。)根気のいる作業となります。しかし、私が納得できる”安全でおいしい いちごの味 ”を作るためには
無くてはならない大切な作業の1つとなっております。

スタッフのみんなへ
つらい思いをさせるけど、いつも笑顔で、ありがとう


・マルチ(黒いフィルム)を地面にかける作業



・笑顔もステキな スタッフの コボリ さん










 
 
    ちょっと小話 「弥生姫」(やよいひめ)

群馬県オリジナル新品種。 2005年1月に登録された品種。

 「とねほっぺ×とちおとめ」と「とちおとめ」の交配品種。


 果色が淡い橙赤色、糖度が高く、まろやかな酸味。
 真っ赤じゃなくても甘さ十分

 果実は大果(大粒!)で、日持ちが良い。

 3月(弥生月)が旬なので弥生姫の名がついたようです。(^^ゞ

 
 







 
 
    ちょっと小話 「おぜあかりん」

群馬県オリジナル新品種。
  2011年(平成23年)に品種登録されたばかりの新品種。

 「盛岡26号」と「とねほっぺ×とちおとめ」の交配品種。


 果実は短円錐で果皮色は濃紅色
 果肉は硬めでしっかりしています。

 収穫始期より、日照時間の増加とともに糖度が高くなります。

 酸味もいい塩梅に主張していて、さわやかな味と香りの いちご です。(^^ゞ

 
 






その6  収穫向けて、もうひと仕事!!






○フィルムの張替え
  10月中旬にビニールハウスの古い透明フィルムの撤去を行いました。
  約4週間、いちご苗を夜露にあてます。その間に上記の『防除』を行いました。
  11月中旬までに、新しいフィルムを張りました。



  【日焼けにご用心?】
  ミツバチは人間の目に見えない紫外線を明るい光として感じています。
  農園のビニールハウスのフィルムはミツバチの為に紫外線を吸収しない
  フィルムを使用しています。

  日焼けの気になる方はご用心ください。

○フィルムの張替えと平行して「葉かき」をしています。
  葉かき(下葉取り)
  ・マルチ(黒いフィルム)を地面にかけた後、定植時にあった大きな葉をとります。
  ・いちご苗の発根を促す為に行っております。


○11月中旬からは 『 冬 』 支度!!!
  ・ハウス内にカーテンを張り、
  ・暖房を入れる用意を11月末までに
  終了しました。
新品のストロースノコ



写真左側にカーテン
中央に暖房器


  ・あとは「葉かき」や「わきめ取り」などなど…、まだ細々としたことはありますが、今の時期、花が咲いて40日ぐらいで収穫ができそうです。
  (春先は30日ぐらい(^^)ですね。)






その7  ミツバチのこと




○11/7 に 8群 約 64000匹の「ミツバチ」を、ハウスに入れました。


ちょっと小話 内勤と外勤のあるミツバチ

ミツバチは殺虫剤に対して非常に敏感な昆虫で低毒性の農薬でも
相当の被害を受けます。
また、殺菌剤もミツバチに対する悪影響があることが多いとのことです。

内勤(羽化〜3週間)
・3日目位から部屋掃除
・巣内の清掃、育児、巣づくり、門番等
 飛行訓練を受けてから先輩や仲間の情報をダンスで教えてもらい外勤へ。

外勤
・晴れて一虫前?になったミツバチは、巣箱の外でイチゴの花密や花粉を集めます。
・密源から帰ると巣箱内でダンスによって情報交換(距離と方向)をするそうです。

寿命
・労働条件の厳しい春から夏で5〜6週間
・労働しない冬季には6ヶ月
 働きすぎは、体によくないようです。







蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)=CCD


「ミツバチ」の世界で大変な事が起こっているようです。世界各地で何百万匹ものミツバチが姿を消したそうです。
この現象は、蜂群崩壊症候群(ほうぐんほうかいしょうこうぐん)=CCD と呼ばれているようです。

ナショナル ジオグラフィックチャンネルによりますと、現在世界中の科学者たちが、この CCD を調査中で、
原因は感染症、寄生虫、ウィルス(イスラエル急性麻痺ウィルス=IAPV)等、複数の原因が併発して
起こると考えられいるようです。
このままミツバチが減りつづけると、アメリカでは2035年に全滅するとの報告もあるそうです。

日本国内でCCDが広がらない事を祈りたいと思います。





ちょっと小話 溢液(いくえき)現象のこと


溢液現象
朝日が当たってキラキラ光っています。



溢液現象の跡
お客様がご来園の頃は、このように・・。
溢液(いくえき)現象

葉の先端に水孔があり、根圧による溢液で、ミネラル(塩基)を含んだ水滴が吹き出る現象です。
私は、根っこの健康状態の指標としてとらえています。
多すぎてもいけないし(乾かないと病気になりやすい)、ないのも心配です。

トマトや稲でも見られる現象のようです。







その8  も〜い〜くつ寝ると♪!?


○農園の12月末の様子です。
  ビニールハウスの中でいちごが色づきはじめました。
  年明け早々にはおいしい食べ頃を迎えることでしょう。
 







 
 
    ちょっと小話 「女峰」(にょほう)

○「女峰」は栃木県農業試験場が、1985年に登録した品種で
 「西のとよのか、東の女峰」といわれ日本の代表的なイチゴでした。

 果実はきれいな円錐形で光沢のある赤色。果肉はしっかりしており、
 輸送にも耐えられます。

 近年、より甘く、より大きないちごに人気がありますが、「女峰」は、
 甘味と酸味のバランスが絶妙な ”大人のいちご”ではないでしょうか?


わたしは、酸味の上がらない(1月末ごろまで)「女峰」の味が大好きです。


○今年は、少しだけ作りました。(^^ゞ
 
 








 
 
    ちょっと小話 「とちおとめ」

○消費者の『大きくて甘い いちご』のニーズにこたえるべく「とちおとめ」は
 栃木県農業試験場が、1996年に登録した品種です。

 女峰より粒が大きめで、酸味が少なく甘みを強く感じます。
 果皮色は鮮赤色で、光沢がきわめてよいく、果肉はしっかりしており、
 輸送にも耐えられ、ジューシーで日持ちが良いのが特長です。

 農園では、1998年から作付け開始。
 試行錯誤の結果10数シーズンすぎて、わたしの納得いく
  いちごの味 に今年もなりました。

○みなさまも、是非 「とちおとめ」 の味を、ご堪能ください。(^^ゞ


 
 







その9  朝摘みいちご のこと



農園は夜明けとともに作業が始まります。お客様に、朝つみのいちご を食べていただきたいからです。

12、1、2月頃の農園の朝の気温は、氷点下になる事が多く、ハウスの中も 0℃位まで冷え込むことがあります。
また、いちごの収穫は一人で10kg以上摘む時もしばしばで、その時は指先も冷たくなりますが、
「太陽」が昇るとハウス内の気温もグングン上昇してまいります。

こんな時も、「おてんとう様 はありがたいな・・」と実感します。


夜明けとともに、作業開始です。



朝の気温は、氷点下になる事が多く・・
時にはこんな気温を記録いたしますが・・


いつも笑顔でありがとう。



「太陽」が昇るとハウス内の気温もグングン上昇します。
毎日、早朝からご苦労様。




収穫後、いちごの選別、パック詰め作業を行い朝9:00頃までに いちごが直売所に並びます。





その10  農園の1日



AM 6:30 収穫準備

夜明けとともに作業が始まります。
7:00 収穫始め

12、1、2月頃の農園の朝の気温は、氷点下になる事が多く、指先もこごえます。
7:30 パック詰め

収穫した いちご を、パック詰めします。
午前中いっぱいかかる時もしばしばあります。
9:00 いちご狩り開園・直売始め

パック詰めした いちご を直売所にならべます。
今日も皆様の笑顔が見られるかな?
9:30 内張り開け

ハウス内の気温の上昇に伴い内張りを開けます。
10:00 換気開け

ハウス内の気温・湿度の管理。
時々潅水もします。
  
PM 3:30 換気閉め・内張り閉め

ハウス内の保温
4:00 直売終り

今日も1日ご苦労様でした。
明日も晴れるといいな・・・。







その11  やよいひめ



「やよいひめ」 の特徴

○ 群馬県のオリジナル品種
○ 大粒!(平均果重約20g で「とちおとめ」より5g 程度大きい)
○ 食味良好(糖度が高く、まろやかな酸味)甘さと酸味のバランスに優れた食味が特徴です。
○ 果皮がしっかりしていて、日持ちが良い。
○ 上品な橙赤色 (真っ赤じゃなくても甘さ十分!!)
  他のいちごにはない上品な色 (色が薄くても十分甘い!)



  品種の品質が低下しやすい「3 月(「弥生」)」以降も安定した品質を保てることも大きなセールスポイントです。





大粒!こんなに大きい!手のひらサイズ

← とちおとめ    やよいひめ →
色の違いがハッキリしています。


農園では、2009年から作付け開始。まだまだ試行錯誤中ですが、今年で3シーズンめに入りました。
安定した品質と収量、私の納得できる味になりつつあります。










その12  いちめんの 銀世界



2月29日 夜明け前から午前中いっぱい雪が降りました。

農園のある、群馬県みどり市でも約20cmの積雪がありました。
雪かきと、雪だるまつくりに追われた? 一日となりました。

皆様お住まいの地域では、いかがでしたか??



左側のメモリです。ちょうど20cmです。

こんな朝でも、笑顔で 収穫開始です。







童心にかえってしまい・・

看板娘です。



近藤農園の いちごハウス の中は、雪が降っても、大風が吹いても、常春の気候です。(^^ゞ








○ おしらせ




不定期になりますが、ホームページを、更新させていただきたいと思っています。



お 客 様 の 笑 顔


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